CLRC663搭載マルチリーダライタモジュール NM38シリーズ
概要 アンテナ一体型マルチRFIDリーダライタモジュール「NM38」(枝番「-B」「-C」)は、NFCコントローラIC CLRC663を搭載したMIFARE※1(MIFARE Plus、MIFARE Classic、MIFARE Ultralight)およびSLE55R(非暗号領域の読出しのみ対応)、ISO/IEC14443 typeB、FeliCa※2(FeliCa Standard、FeliCa Lite、FeliCa Lite-S)および、ISO/IEC15693 のタグやカードのシリアル番号(以下、断りの無い限りカードID と呼ぶ) を読んだり、カード内のデータを読み書きするための高性能リーダライタです。FeliCa の暗号(Triple DES)及びSSFC※3フォーマットのFeliCa カードに対応するモデル(枝版 “-2”)と-2にFeliCaのAES暗号対応機能を付加したモデル(枝版 “-4”)を提供します。(SSFC の機能はSSFC会員以外は使用できません) 型式 NM38-B-5V-2 DC5V駆動 RS-232CI/F 外部出力端子付 NM38-B-5V-4 DC5V駆動 RS-232CI/F 外部出力端子付(FeliCa AES暗号対応版) NM38-C-5V-2 DC5V駆動 CMOSレベルI/F 外部出力端子付 NM38-C-5V-4 DC5V駆動 CMOSレベルI/F 外部出力端子付(FeliCa AES対応版) 評価セット NM38シリーズを利用いただくにあたり、評価・検証を行っていただくためにNM38シリーズ本体と、PCに接続するためのCMOSレベル/USB変換セット、学習プログラム、各種カードをセットとした評価セットを用意しています。ご提供するNM38シリーズはCMOSレベルI/Fです。 NZ20-DSET-* NM38-C-5V-*×1台 CMOSレベル/USB変換セットXZ40-USBSET×1式 FeliCa AESカード(当社フォーマット)×2枚、FeliCa Lite-Sカード×1枚 MIFAREカード×2枚、MIFARE Ultralightカード×1真に ICODE SLIカード×2枚 学習プログラム各種、各種仕様書、XZ40用Windowsドライバ ※ISO14443 type Bカード、MIFARE Plusカード、SSFCフォーマットFeliCaカードは含まれません。 ※標準学習プログラム(FeliCa/typeA/typeB/15693/Cardset)、MIFARE Plus学習プログラム、FeliCa AES学習プログラム(-4のみ) ※ FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触 ICカードの技術方式です。 ※ FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。 ※ MIFAREは、NXP Semiconductorsの登録商標です。 ※ ICODEは、NXP Semiconductorsの登録商標です。 ※ Tag-It HFIは、Texas Instrumentsの商標です。 NM38-*-5V-* 一般仕様 項目 仕様 単位 アクセス距離(注1) FeilCa:35 MIFARE:40 ICODE SLI:50 ELWISE:12 mm 定格入力電圧 DC5V±5% V 最大消費電流 370 mA (参考)平均消費電流(注2) 150 mA 使用周波数 13.56 *Hz 変調方式 ASK/OOK - 使用温度範囲 ー10~60 ℃ 保存温度範囲 ー20~65 ℃ 使用湿度範囲 20~80(結露なきこと) %RH 外形寸法 60(W)×54(D)×5.0(H) mm 起動時間 電源投入後200 msec インターフェース NM38-B RS-232C NM38-C CMOS - 接続コネクタ 外部制御装置用:53261-0571汎用出力用:53261-0771 (いずれもモレックス製) - 標準通信速度 出荷時:115200 bps FlashROM書換可能回数 最大10,000 回 ※注1 常温・常湿の環境で当社標準カードを使用して測定したものです。使用するカードや設置する環境および定格入力電圧変動により、アクセス距離が変化したり、中抜けが発生したりすることがありますので、使用されるカードで十分にテストを行ってください。また、106kHz、847kHzおよび13.56MHz付近の電磁波ノイズが大きくなると距離は減少します。 また、接続したブザーが鳴動しているとき、アクセス距離が減少することがあります。※注2 汎用出力用コネクタ(CN2)を使用しないときの平均消費電流地になります。本機の電源を使用して、ブザー・LED等を駆動する場合はその値が加算されます。※注3 コマンドは、この期間を経過してから送信してください。また、この期間は通信ラインに信号が乗っても無視してください。